COLUMN お役立ちコラム

建物・家づくり
2022/10/29

床材の選び方について

床材は、お部屋の雰囲気を左右し、肌に触れることの多い所なので、触り心地やデザインが重要です。また、場所によってふさわしい素材があるので、それぞれどんな床材を選べばいいかをご紹介します。代表的な床材には、以下のような種類があります。

①フローリング

②石・タイル

③クッションフロア

④カーペット

⑤畳

お部屋の印象を自分好みにアップさせるためにも、床材にはこだわりたいですよね。しかし、見た目の目的が達成されても、素材によっては滑りやすくなったり、汚れが目立ったりと、機能面での注意点もあり悩ましいものです。床材を選ぶ際には、何を重視するのか?の優先順位を決めるのがポイントです。床材の種類や間取りに応じた床材をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

①フローリング

フローリングの特徴は掃除がしやすく、色・デザインも豊富なので色々な場所に合わせやすいので非常に人気が高いです。その中で(1)無垢材(2)複合フローリングの2種類があります。(1)無垢材は天然の一枚物を加工したもの。(2)複合フローリングは合板の上に天然木や木目調のシートを張り合わせたものです。お値打ちで種類が多いのが魅力です。フローリングは、どんなお部屋にもマッチしやすいためナチュラルな雰囲気を求める方にもピッタリです。

②石・タイル

石の床材は落ち着いた色味も多く、トイレや浴室、玄関まわりへ使用されるケースが多くあります。水洗いができるのでお手入れも簡単です。タイルは色・柄などのデザインも豊富なので、好みのものが見つかるでしょう。ただし、硬くて冷たいので、リラックスしたい場所には不向きな床材です。

③カーペット

カーペットには断熱効果・遮音性といったメリットがあります。素材は天然素材と合成繊維があり、重視するポイントにより選ぶのがベスト。防カビ・防虫性に優れた合成繊維の特徴としては、「保湿性のあるウール」「摩耗に強いナイロン」など。どちらも優しい踏み心地であるため、子ども部屋にもおすすめです。

④クッションフロア

クッションフロアは、床材の中ではお値打ちです。耐水性・防水性に優れているのが特徴で、汚れを拭き取ることができるので、汚れやすい場所に向いています。しかし、重たい家具などを置くと凹む場合がございますので注意が必要です。

⑤畳

畳は、昔からある日本伝統の床材です。昔ながらのワラ畳ももちろんありますが、最近一般的なのは「建材畳」といわれる畳床に断熱材を用いたものです。ワラ畳に比べて安価ですが、調湿機能がないのが残念です。和室を持つ家が少なくなってきていますが、裸足でくつろいで気持ちが良いのは畳です。琉球畳など、スタイリッシュなデザインの畳も増えているので、ぜひ和室を取り入れてみてはいかがでしょうか?

床材の性質によって向き・不向きもあります。床材の特徴やライフスタイルに合わせて、場所別に選びましょう。また、フローリングの色や素材が決まってきたら、必ず全体のバランスもチェックをしましょう。なぜなら、インテリアや建具などの相性を間違って後悔される方も多いからです。家は、一生に何度もできない買い物です。特に、常に肌に触れるフローリング部分だからこそ、こだわって選び、最高に心地よくて落ち着く場所にしましょう。