住宅ローンの保証料は住宅ローン契約時にかかる諸費用のひとつであり、借入先の金融機関ではなく、住宅ローンの保証を行う保証会社へ支払います。
住宅ローンの返済ができなくなった場合には、保証会社が債務者に代わって借入先の金融機関に住宅ローンを全額返済(弁済)することで、借入先の金融機関が住宅ローンの融資を確実に回収できる仕組みとなっています。
住宅ローンの多くでは保証人が不要ですが、保証会社がその役割を果たしているのです。
保証会社による弁済はあくまで一時的な肩代わりであって、債務者が負っている住宅ローンの返済義務がなくなるわけではありません。
弁済後は債権者が金融機関から保証会社に代わるだけで、債務者は保証会社に対して返済義務を負います。
保証料は一括前払い、もしくは金利に上乗せする形で分割して支払います。
一括前払いで支払う方法を「外枠方式」、金利に上乗せして支払う方法を「内枠方式」と呼びます。
外枠方式は保証料を契約時に一括で支払うので、契約時の負担は大きいですが、内枠方式よりも住宅ローンの毎月の返済金額を抑えられます。
また、保証料以外の借入条件・返済方法が同じ場合、内枠方式に比べ保証料の合計金額が小さくなることが一般的です。
一方内枠方式は、借入金利が年0.2%程度上乗せされるため、毎月の返済額や総返済額は外枠方式より多くなりますが、契約時の負担は抑えられます。
一生に一度のマイホーム、住宅ローンは特に分かりづらいことも多いですよね…
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