COLUMN お役立ちコラム

建物・家づくり
2022/02/21

ドアの開く向きの考え方

部屋のドアは4つの開き方(外or内、右or左)がありますが、基本的には内開きが原則です。

これは、外開きのドアだと、ドアを開けた時に廊下を誰かが歩いていた場合、ぶつかる可能性があるため、その危険性をなくすために内開きとします。また、ドアを押すのは壁側に押すようにします。

そうすることで、ドアを開けるとすぐに照明のスイッチを押すことができますし、大きく開くことなく部屋に入ることができるためです。ちょっとしたことかもしれませんが、間違えると日々のストレスになりかねません。

「内開きが原則」ではありますが、場合によっては外開きや引戸を選んだ方がよいケースもあります。そんな事例をご紹介しますね。

■ウォークインクローゼットや納戸の扉

ウォークインクローゼットや納戸などの収納の扉の場合、内開きにすると中に収納してあるモノが邪魔をして開閉がしづらくなる可能性があります。折戸や引戸、外開きの収納にすると使いやすくなります。

■トイレのドア

トイレに入っていてもし中で具合が悪くなって倒れてしまった場合、内開きの場合だと助け出すことが困難になってしまいます。ただ、外開きにすると原則の理由にもあった“廊下を歩いていた人とのぶつかる可能性”もあるので、トイレのドアについては是非が分かれるところではあります。引戸にすることも検討できますが、引戸は遮音面が弱いので注意が必要です。

いかがでしたでしょうか。

ブルーミーハウスでは、間取りをご提案させていただく際に、設計士により配慮させていただいておりますが、気になる点がございましたらお気軽にお声掛けくださいね。