COLUMN お役立ちコラム

建物・家づくり
2022/11/12

ランドリールームのメリットとデメリット

洗濯をする場所といえば、洗面・脱衣室が一般的です。
ランドリールームとは、衣類を洗う、干す、畳む、アイロンをかけるなど、洗濯にかかわる一連の作業を行うためのスペースです。洗濯だけでなく、家事全般を行うユーティリティの役割を持たせるケースもあります。
洗濯物を干すスペースとして、サンルームを取り入れる住宅も多いですが、ランドリールームとサンルームは使用目的が少し異なります。サンルームは、部屋全面をガラス張りにするなど、日光を多く取り入れることを目的とした部屋です。洗濯物を干す以外にも、リビングへの採光や、くつろぎのスペースなど様々な活用ができます。
一方、ランドリールームは洗濯に関する家事の専用スペースとして作られるので、家事の効率を求めた部屋といえます。

【ランドリールームのメリット】

①洗濯にかかわる一連の作業が一カ所ですみ、家事効率がよくなる

②天気や花粉、排気ガスなどを気にせず洗濯物を干せる

③室内干しでもおしゃれな家を保つことができる

【ランドリールームのデメリット】

①家の中での配置がよくないと、行くのが面倒になり、せっかくつくっても使わなくなる。家族の家事参加も減ってしまう。

②作業の手順を無視したレイアウトだと、かえって家事が煩雑になる。

③狭すぎる・窓の位置がよくないと、通風が悪くなり洗濯物が早く乾かない。最悪の場合、蒸れてカビが発生することも。

使いやすくて快適なランドリールームをつくるためのポイントは「家の中での配置」と「通風」。生活動線を考えつつ、なるべく風通しのいい空間になるようプランしましょう。

また、ランドリールーム内で洗濯物を干す場合、干しやすさや乾きやすさを考えると3畳以上は確保したいところです。もし、3畳よりも狭くなってしまう場合は、窓や扉を設置して風通しが良くなるように工夫しましょう。また、部屋干しをする際は、採光についても考慮が必要です。ランドリールームが本当に必要なのか、また設置する場合はどのくらいの広さにすれば家族の生活が快適になるのかを相談しながら検討しましょう。