Japandi(ジャパンディ) という言葉をご存知ですか?
“Japandi(ジャパンディ)”とは、Japanese(日本の)とScandinavian(北欧の)をミックスしたインテリアスタイルのことです。ジャパンディスタイルは、木材をはじめ、麻、ウールなどの天然素材を使用した家具やインテリアを中心に配置し、ベースカラーはアイボリー、ブラウン、グレーなどのソフトで落ち着いた色で統一します。
日本は古くから移り変わり行く自然を愛し、「侘び寂び」という言葉のように素朴で質素なものに美しさを見出してきました。この美意識こそがジャパンディスタイルの基礎となります。さらに、日本でも以前から人気を集めている北欧インテリアのエッセンスを取り入れることで洗練された自然美を表現することができるのです。
2020年頃から海外で始まったトレンドですが、SNSには日本でもジャパンディスタイルを取り入れた投稿が見られるようになりました。
今回はジャパンディスタイル作り上げる3つのポイントをご紹介いたします。
①ほっこりするような…くつろぎ感を演出する照明
部屋全体をひとつの光源で照らすのではなく、テーブルスタンドやペンダントライトなどまぶしさを感じない程度に優しい光を分散して設置することで、室内に適度な明暗が生まれ、リラックスできるスタイリッシュな空間になります。
②室内装飾に天然の素材を使用する
ジャパンディスタイルでは、自然素材を積極的に取り入れていきます。天然木無垢材を使ったテーブルやナチュラルな布を使ったソファ、竹細工や和紙を使ったペンダントランプなどがその一例です。
③室内のインテリアをニュートラルな色合いでまとめる
ナチュラルな木の色やアイボリー、クリーム色などの柔らかなニュートラルカラーはジャパンディスタイルの基本的な色合いとして特に取り入れたいカラーです。壁紙やテーブルなどで取り入れると良いでしょう。そこにアクセントとしてアースカラーをプラスすると、インテリアの配色が引き締まり部屋の印象がよくなります。北欧風のペールブルーやスモーキーな黄色を組み合わせたり、日本の墨を連想させるような柔らかな黒もよく合います。
ジャパンディスタイルに明確なルールはありません。しかし、和の要素が多いと「和モダン」に偏ってしまいます。また、物を減らし「間」をつくるのも特徴です。必要なものだけをそろえて日々を過ごす「ミニマル」な環境に整えれば、ジャパンディスタイルの完成度をより高められます。ぜひ試してみてくださいね。