「人間工学」ってご存じですか?
人間工学とは、道具や環境を人間にとって使いやすく、安全で効率的にするための学問です。現代の暮らしにおいて、快適さと効率性は欠かせないものなっています。例えば、手にフィットするキッチンツール、スマホや家電製品もストレスなく操作できるよう、人間工学に基づいて設計されています。
私たち住宅業界でも、人間工学の考え方は大切にされていて、キッチンの高さや、階段の幅や手すりの高さも安心して使用できるよう配慮されています。このように人間工学の考えは住まいの様々な場所に活かされています。
今回は、具体的に3つの例をご紹介します。
◼キッチン作業台
【身長÷2+5(cm)】の作業台が、手元に力が入りやすく楽に作業しやすいと考えられています。(高すぎると力を入れる作業がしにくく、低すぎると腰に負担がかかります)
ブルーミーハウス標準仕様として採用している、タカラスタンダードのオフェリアというキッチンでは、85cm、90cmの2種類からキッチンの高さを選ぶことができます。(標準は85cmです。)目安として、85cmのキッチン高さですと、数式的には身長160cmの方が使いやすく、90cmの高さですと、165cm以上の方に、オススメです!
しかし、室内でスリッパを履く場合や、キッチンマットを敷く場合、厚めのまな板を使う場合、高さがプラスされるので注意が必要です。低いキッチンを希望される場合は、タカラスタンダードの、レミュー、トレーシア、エーデルというキッチンでは、82cmのワークトップにすることが可能です。
またカップボードの吊り戸棚など、高さのある収納で人が無理せずに手の届く高さは【身長×1.2 cm】160cmの場合、192cmとなり、それより高いところには普段使わないものを収納するようにすると使いやすくなります。
◼洗濯物干し
洗濯物を干すための物干し竿の高さは、身長×1.15が使いやすい高さの上限とされていています。例えば、160cmの方が洗濯物を干す場合は184cmの高さが上限となります。
◼クローゼット
クローゼットなど洋服を掛ける高さは、洗濯物を干す高さよりも低く、身長×1.03程度にすると使い勝手が良くなります。(160cmの身長の場合、165cm程度)
あくまで目安であり、どれも1人で使うものでもないですが、これから家づくりを考えられる際には、こうした視点で暮らしやすさを追求すると、より毎日が快適に暮らせるかもしれません(^^) ブルーミーハウスでは設備の高さや、収納内の棚の高さも細かくお打ち合わせさせていただいています。気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。